出展作家のご紹介は続きます。
ここからは、出展エリアをたどって、ご紹介していこうと思います。
そうそう、当日のマップと、案内状は、ホームページからプリントアウトできるのです!
ぜひ、ご活用くださいませ。
こちらです → ☆
では、まずコルトン広場、スペイン階段前のゾーンの出展者の方々を。
イラズムス千尋さん。
丹波布で知られる兵庫県丹波市で制作される染織作家です。
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Q
イラズムスさんは、「工房からの風」には、どのような布をお出しになられますか?
A
木綿を手で紡ぎ、草木で染めて織り上げたショールや、バッグなどを。
手紡ぎ糸のふっくら感を楽しんでいただけるように、
手で触れたり身に纏えるような作品。
その他、色、柄、質感を楽しんでいただけるよう、
ファブリックボードも出品したいと思っています。
手紡ぎ糸のふっくら感。
得も言われぬ豊かさがありますね。
すでにお好きな方々も、まだ出会っていらっしゃらない方も、
ぜひ、その美しさに触れていただきたいと思います。
紡ぎ車もお持ちくださる予定の千尋さん。
会場で、糸、布にふんわり触れていただけそうですね。
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Q
出展が決まってから、ご自身やお仕事などに変化はありましたでしょうか?
A
私の生活の中の一部となっている“作る”作業から生まれた作品が、
使っていただける方の生活の中にも溶け込み、
使われ、愛されたら嬉しいなと思っています。
出展が決まってから、お客様に何を見ていただきたいのか、
どうすれば布が美しく見えるのかということを
真剣に掘り下げて考えるようになりました。
そんな変化を楽しみつつ、悩みも深くなったように思えます。
準備期間、なかなかタイミングが合わなくて、
千尋さんとゆっくりお話しができなかったのですが、
そのお仕事や、お話しの端々からも、
誠実に心豊かな布づくりを日々されていることを感じてきました。
まず、その根っこの部分で自分の心に適う佳き布を作る、
ということが何より大切なのでしょうね!
もともとが人々が使うための布であった丹波布の地に暮らす千尋さんですから、
今の人々が使うための布づくりも、きっとますます開かれていくことと思います。
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Q
イラズムスさんが好きな言葉、座右の銘、何気なく工房の壁に貼りとめているフレーズなど、
大切にしている言葉を教えてください。
A
「目の前のことに真剣に取り組むそうすれば道は拓ける」
これは、大好きなジェーン グドール(動物学者)の伝記を読んだ時に、
私が彼女の生き方に対して感じたことです。
以来、座右の銘になっています。諸突猛進型の私に、しっくりきます。
「そうじをしたり、洗濯したりするように布を織る」
丹波布の大先輩である方が言った言葉です。
気負わず、毎日の生活の中で布を織っていきたいと思っています。
理想であり、目標です。
どれもいい言葉ですね。
特に「そうじをしたり、洗濯したりするように布を織る」は、
千尋さんの心の骨格をみせていただくような気がします。
丹波からの大遠征ですが、「そうじをしたり、洗濯したりするように」
いつもの心でやってきてくださいね。
スパイスのようなドキドキワクワクもちょっぴり振りかけながら!
イラズムス千尋さんの出展場所は、スペイン階段前、本八幡駅側(西側)から来られると、
一番最初に出会う所です。
ホームページは、こちらになります → ☆